Seafood or "KATSUDON"?
今回、ヨーロッパへのフライトにはオーストリア航空を利用することになった。オーストリア航空はいいよと、知り合いが薦めてくれたのだが、確かに機内食などが日本向けにアレンジされている点がありがたい。
成田を出て、最初の機内食ではなんと「seafood or "KATSUDON"?」と聞かれた。なるほど、どちらも日本人には抵抗が少ない食べ物だ。おそるおそるKATSUDONの方を頼んでみた。さすがにどんぶりには入っていなかったが、ちゃんとした日本食カツ丼だった。さらに茶そばが付いている。
この後、おやつにはおにぎり(コンビニで売られているようなもの)が出たし、帰りの便では中華料理が夕食で、夜食として「チキンラーメン」まで登場した。チキンラーメンは本当にカップ麺で、まずカップが配られて、客室乗務員がお湯を注いで回るのだ。
日本から約12時間半。狭いシートに座り続けていたので運動したくなって仕方がない頃、ようやく飛行機は徐々に高度を下げ始める。眼下にドナウ川が見えると、音楽の都ウィーンに到着だ。
ここで飛行機を乗り継いでハンガリーの首都ブダペストに向かう。乗り換えたのは小さなジェット機で、まさに飛び上がって降りるだけ。50分ほどでハンガリーに着く。機内で飲み物が出るのだが、ほとんど水平飛行をしないため、まだ飛行機が斜めになっている状態でジュース等が運ばれてきてしまう。
到着後、空港でさっそく現地通貨に換金する。今回訪れる3カ国では、すべて通貨が異なるため、国境を越えるたびにお金を取り替えなければならない。ハンガリーもチェコも近い将来EUに加盟するそうだから、逆に言えば、今がその国独自のお金を使うことができる最後の機会というわけだ。
ハンガリーの通貨は『Ft(フォリント)』。1Ftはだいたい0.4~0.5円程度だ。物価そのものが日本と比べると安く、ハンガリー以外の国では使用できず、円やユーロに戻すのも手間がかかるため、交換は3,000円程度(ホテルやレストランではクレジットカードが利用できるため)にした。
そしてブダペストのホテルへ直行。もう24時間近く起きているので眠たい。部屋に入ってすぐに眠りに落ちた。